法人化のメリットとデメリット

某氏と確定申告の話をしたついでに、法人化の話もしたので、それに関したエントリー。
何となく、会計事務所に勤める人っぽいブログになってきたw
まずは、「法人化のメリットとデメリット」について。


個人事業主と法人の大きな違いは責任の範囲。
個人事業主は無限責任となっていて、法人(株式会社)の場合は有限責任です。
具体的な話でいうと、金融機関から事業の運転資金を借り入れたものの、失敗した場合

個人事業主:自分の財産を手放しても、返済する必要がある
法人   :法人の債務であるため、経営者が自分の財産を手放してまで返済する必要がない

上記は法的に返済の必要があるかという話です。

法人化の場合する場合、ぱっと思いつくメリットはこんな感じ。

  • 給与所得控除が利用できる → 個人事業主は基礎控除のみ
  • 所得分散が可能 → 個人事業主は家族従業員を雇う場合、税務署に届ける必要がある
  • 経営者の退職金を経費に組み込める → 個人事業主の退職金は経費にならない
  • 消費税が最大 2年免除される(条件あり) → 個人事業主は免除期間がない
  • 決算期を選択できる → 個人事業主は 12月決算のため、節税策を打ちにくい
  • 赤字を 7年間繰り越せる → 個人事業主は 3年まで

デメリットはこんな感じぁ。

  • 設立費用がかかる → 20万円程度かかる
  • 法人税を負担する必要がある → 赤字でも最低 7万円/年
  • 交際費を全額経費にできない → 中小企業の場合、90%まで(上限600万円)

そのうち、それぞれについて細かくまとめたいと思います。

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